データで知る信州

くらし

長野県は、3,000m級の山々と清流が織りなす雄大な自然に包まれています。分水嶺から向かう川の流れは日本海と太平洋へと注いでおり、人々は川の流れを遡るようにこの地へと移り住んだと言われています。77の市町村は、気候風土に個性があり、雪の降り方も花の咲き方も異なります。 長い歴史の中で育んできた文化や農山村の営みは、美しさと躍動に溢れ、日本一の健康長寿をもたらすライフスタイルが今、世界中から注目されています。

自然

長野県は、日本の屋根と呼ばれ、周囲を標高3,000m級の高山に囲まれ、その山あいを縫って流れる天竜川、木曽川は太平洋に、千曲川、犀川が合流して北に流れる信濃川は日本海に注いでいます。県歌「信濃の国」の歌詞にも歌われているとおり、豊かな自然が長野県の大きな特徴です。

長野県の標高

長野県は、3,000m級の山々に囲まれているばかりではなく、県全域の標高が高いことでも知られています。主要都市の市役所の標高をみると、長野市362m、松本市592m、上田市456m、飯田市499m、諏訪市761m、伊那市632m、大町市726m(平成28年度版ながの県勢要覧による)となっています。ちなみに、日本一高い建造物・東京スカイツリーが634mですので、長野県の標高の高さが伺えます。茅野市では801.6mで、市役所の標高で日本一。また、県内で最も高い場所にある役所・役場は、南佐久郡の川上村役場(標高1,185m)で、最も低いのは下水内郡栄村役場(286m)となっています。さらに、日本最高所のJRの駅は、海抜1,346mの小海線野辺山駅(南牧村)。また信州まつもと空港は標高657.5mで、日本で一番空に近い空港です。

農産物・食品

長野県では、冷涼で昼夜の寒暖差が大きい気候風土を生かしてバラエティに富んだ野菜が栽培されています。また地域の気候風土に適応した適地適作で栽培される「信州の伝統野菜」を大事に守っていることも特徴です。

工業

長野県は、農業県、観光県というイメージがありますが、工業も盛んな地域です。明治、大正期には、製糸業によって、日本の工業を先導していた時期もあります。現在もハイテク分野では、日本をリードする製品が生まれています。諏訪地域を中心に精密機械や電子産業が盛んであり、豊富な水と澄んだ空気は精密機械に適しており、「東洋のスイス」として名を馳せました。現在も岡谷市、諏訪市、茅野市など全域に電気機械、一般機械などの先端技術による産業が集積しています。

医療器具開発の挑戦

長野県では、民間企業、大学、金融機関と連携して、医療・福祉関連産業において、国際的競争力を持った集積地を目指す取組を進めています。
製造業など県内200社を対象とした平成25年度長野県工業技術動向調査によると、今後展開したい事業分野で「健康・医療・福祉機器」を取り上げた企業は、47.5%を占めており、こうした動向を踏まえ、県では、平成26年度より、県内中小企業の医療福祉機器の試作開発に対し補助する事業を実施しています。
出典:長野県産業労働部ものづくり振興課、平成25年長野県工業技術動向調査結果

航空機産業の拠点化

平成27年11月、国産初のジェット旅客機MRJ(三菱リージョナルジェット)の初飛行が成功し、日本の航空機産業は歴史的転換点を迎えました。これにより、将来に向けて国内関連産業規模の大幅な拡大が期待されるとともに、航空機の国産比率を高める気運も高まっています。
国においても平成27年に「航空産業ビジョン」を策定し、自動車に続く我が国の基幹製造産業として発展させることを目指す方針を表明しています。
長野県は、以前から航空機部品の製造を行っている大手・中堅企業の工場が立地していたものの、クラスター形成までは至っていませんでした。平成18年にスタートした「飯田航空宇宙プロジェクト」は、(公財)南信州・飯田産業センターが中心となり推進され、中部5県が取り組む国際戦略総合特区「アジア№1航空宇宙産業クラスター形成特区」へと発展し、飯田下伊那地域を中心とした航空宇宙産業クラスターが形成されました。
本県は、精密・電子・情報分野において国内有数の産業集積地を形成しており、これらの技術は航空機システム分野への応用可能性が高いため、我が国航空機産業の発展に大いに全体へ波及し、長野県の産業活性化を目指していきます。
出典:長野県産業労働部ものづくり振興課べ

観光

「平成26年観光地利用者統計調査結果」(長野県観光部山岳高原観光課)によると、平成26年の県内の観光地の利用者数は、延べ8,418万人で、県人口の約40倍もの人が訪れていたことになります。軽井沢高原が最多で827万人、以下善光寺、上諏訪温泉・諏訪湖の順となっています。

Page Top